その日僕は小説の中で生きると決めた

うつし世はゆめ、よるの夢こそまことーー乱歩

季節外れの花火の話

「光の残滓」ってとっても素敵な単語だと思うんです。花火が上空に舞ってひらひらと輝きながら散っていく光のカケラ。私は煙と人混みが苦手なのであまり花火大会のような自分の首を絞める場所へは足を運ばないのですがそれでも、花火大会でしか味わえない花…

はじめに

誰が見てくれているのか分からないような、或は誰からの気にも留められないようなサイトで「はじめまして」は気が引けたから独りよがりの序章を綴ることにする。 勿論小説を読むことは好きだし、小説家に憧れはあるけれど別に小説家になりたい訳ではなくて、…